ジャズピアノの理論が理解しやすくなる歴史入門

ジャズピアノを勉強していると、「ジャズの歴史」も気になりませんか?

そこで今回は「そもそもジャズの歴史って何なの?」という疑問にお答えするために、ざっくりと簡単に説明していきたいと思います。

 

ジャズの歴史を知ると、ジャズピアノ理論の理解が深まります。そうすると練習の幅が広がるので、ぜひ最低限の歴史は知っておきましょう!

 

ジャズの歴史とは?5つの時代に分けてご紹介!

ジャズの歴史とは?5つの時代に分けてご紹介!

 

ディキシーランド・ジャズの時代(1900年代~1930年代前半)

20世紀始めにアメリカ南部の都市、ニューオーリンズで、ジャズは誕生しました。そのころのジャズを「ニューオーリンズジャズ」や、「ディキシーランドジャズ」とも呼びます。

 

路上で演奏される音楽で、陽気でウキウキする感じのリズムが特徴。元々は葬式のための音楽だったといわれています。

マーチングバンドの影響が強く、トランペット、クラリネット、バンジョー、ドラムス、チューバという6人編成が一般的でした。バンジョーの代わりにピアノチューバの代わりにウッド・ベースが入ることも・・・

 

この時代の代表的な人物

ルイ・アームストロング

⇒トランぺッター&ボーカリスト

⇒世界中のあらゆる音楽のスタイルのあらゆる音楽家に影響を与えるほどの偉大な人物。

 

スイング・ジャズの時代(1930年代後半~40年代前半)

アメリカ全土でジャズが流れていた「ジャズ黄金時代」。

スイング・ジャズは白人中心に広まり、ジャズ・オーケストラによる派手なサウンドとウキウキするようなリズムが特徴的。ダンスホールでのダンスの伴奏にも使われていました。

ディキシーランド・ジャズには、底抜けの明るさの中にも憂いがあったが、スイング・ジャズには憂いがほとんど感じられません。

 

この時代の代表的な人物

ベニーグッドマン

グレンミラー

 

ジャズ・オーケストラとは?

ビッグバンドと言われるもの。

標準的な編成⇒トランペット4人、トロンボーン4人、テナー・サックス2人、アルト・サックス2人、ピアノ1人、バリトン・サックス1人、ベース1人、ギター1人、ドラムス1人

 

ビ・バップの時代(1940年代後半)

アドリブの可能性を追求した革命的なジャズの時代

現在のジャズは、ビ・バップから次のハード・バップの時代をさすことが多い。

 

ミュージシャンがアドリブを極める音楽を打ち出したのに対し、聴衆は鑑賞に堪える音楽を求める傾向が強かった。

 

この時代の代表的な人物

チャーリー・パーカー

⇒アドリブを極限まで磨き上げた人物。

⇒8分音符が基礎となる♩=300くらいのテンポでバリバリに演奏しまくるスタイル。それまでのジャズは♩=160が主流だったから、ほぼ倍のテンポで革命的に感じたのでしょう。

 

ハード・バップの時代(1950年代~現代)

ハード・バップはビ・バップを聴きやすくしたものであるから、曲のアレンジがかなり重要視。ミュージカルの挿入歌や、当時のポピュラーソングからも数多く選曲された時代です。

今、演奏されているジャズ・スタンダード曲と呼ばれるものの多くは、この時代のもの。

 

この時代の代表的な人物

・”ジャズの帝王”マイルス・デイビス

アート・ブレイキー

 

ジャズの細分化の時代(1960年代~現在まで)

この時代、音楽の一般的な人気はロックやソウル・ミュージックでした。ジャズは一部の音楽ファンだけが聴くような雰囲気に・・・。

一部のマニアックなジャズファンやミュージシャンは、より強い刺激を音楽に対して求めるようになってきました。

しかし、一般的にジャズの人気がなかったため、ジャズの流れはどんどん細分化。この細分化と再統合を繰り返した結果、なんでもありなジャズとなっていきました。

 

この小さな流れの一部をご紹介!

モード・ジャズ

アドリブをもっと自由に演奏できるように、コード進行を必要最低限にした曲が多いです。管弦楽のミュージシャンに好まれるスタイル。

 

この時代の代表的な人物

ジョン・コルトレーン

 

フリー・ジャズ

コード進行や曲など一切の規制をなくして、全てをアドリブで演奏するスタイル。

 

この時代の代表的な人物

オーネット・コールマン

 

ボサノヴァ

1950年代終盤にブラジルで生まれた音楽

リズムはサンバで、その他の音楽性はジャズから大きな影響を受けていますが、ジャズの方が逆影響を受けたのも自然な流れとしてあるのでしょう。

 

この時代の代表的な人物

ジョン・ジルベルト

アントニオ・カルロス・ジョビン

 

フュージョン(エレクトリック・ジャズ)

1970年代中盤から電気を使った音楽であるエレクトリックに主流が移りました。さらに、旧来のソウル・ミュージックやロック、ボサノヴァなどが融合して、新しい音楽が発生した時期でもあります。

フュージョンという言葉どおり、世界中の様々な音楽と融合していったので、フュージョンの音楽的特徴は一言では表現しきれません。

代表的な人物も1人にしぼりきるのが難しい時代であるため、割愛させていただきます。

 

まとめ

この記事に書いた知識だけで、ジャズの歴史を語ったことにはなりません。熱烈なジャズファン同士の会話にも入っていけるレベルではありません。

ジャズの歴史を知ると、ジャズピアノへの愛着が深まり、練習の楽しさが倍増します!

この記事を読んで、ジャズの歴史って奥深いなぁと感じてもらいたいです。そして、さらなる勉強をすすめていってくださいね。