大人ピアノなんて無理?無駄に時間とお金をかけてきた理由

ピア子
ピア子
大人ピアノに費やす時間とお金は無駄なの?
無理があるのかなぁ。

 

 

わたし
わたし
ピアノ歴40年。ピアノにはずいぶんお金と時間をかけてきました。
しかし、全然、無駄とは思っていません。
楽しんでやってきたので、無理してやってきた感もありません。

 

長いこと趣味でやってきたピアノ。ピアノを弾ける環境にいること自体、まれなのかもしれませんが、楽しいからこそ長く続けてこれました。

 

という訳で今回は「大人ピアノなんて無理?無駄に時間とお金をかけてきた理由」とついて書きました。

 

 

大人ピアノなんて無理?無駄に時間とお金をかけてきた理由

大人ピアノなんて無理?無駄に時間とお金をかけてきた理由

 

ピアノを弾いていること自体、無駄のかたまりですよね。趣味とはいえ、ピアノは部屋のスペースを占領する楽器。しかも音が大きい家族や近所の理解がないと長く続けることは難しいでしょう。

そんなリスクのある楽器を購入したくても、ピアノは高価。すぐ簡単に購入できる金額ではありません。ピアノを始めるということは、楽器を購入するだけで無駄なお金がかかっています。

 

 

ピアノ練習は無駄に時間がかかる

私がピアノを始めたのは3歳のとき。そのときはピアノが好きで始めたわけではありません。親のすすめで始めたので、好きなのか嫌いなのかすら分かりませんでした。

「本当に私はピアノが好きだったんだ」ということに気づいたのは40代になってから・・・

 

子供のときは「毎日30分ピアノを練習すること」が親との約束でした。正直、面倒くさいと思っていました。

ピアノのレッスンですら受けたくない日もあり、先生が家に来る日は、わざと学校からゆっくり帰ったことも。

幸い、親がピアノ好きではなかったので、ピアノの練習内容についてとやかく言われることはありませんでした。とりあえす30分なにか弾いていればよかったのです。

この「なにか」が今、思えばよかったのでしょう。

レッスンの課題曲が好きな曲のときもあれば嫌いなときもありました。嫌いなときはレッスン曲を練習しないで、自分の好きな曲を弾いていました。

習っている曲以外の曲を、どんどん先にすすんで弾いていました。譜読みが得意になったのは、習っていた楽譜を勝手に先へと進めていたからでしょう。

小学生のときは近くに楽譜屋さんがなかったので、学校でもらっていた音楽の教科書や「みんなのうた」など、音符がついているものはすべて弾いてみるのが楽しみでした。初見力がついたのは「みんなのうた」のおかげかもしれません。

 

この練習に何の意味があったと思いますか?

「みんなのうた」には伴奏が書いていなかったので、メロディーに合う伴奏を自分で考えながら弾いていました。

そのときは無意識にやっていたことでした。

学校で音楽の先生がやっていたことを、そのまま家でマネていました。それで覚えたのです。メロディーに合う伴奏をつけていく音のつけ方を・・・。

 

大人になってジャズピアノを始め、コードを習ったときに「あっこれだ!」と思いました。「みんなのうた」の曲に伴奏をつけるとき、コードにあった伴奏をきちんとつけていたんです。

小学生のときはコードという概念を知らなかったのですが、クラシックでいろんな曲を弾いてきた結果、どんな伴奏が合うのか肌感覚で身についていたようです。

 

中高生になると、ポピュラー音楽が大好きになりました。好きなアーティストの曲をテープ(当時はCDではなかったので・・・)で聞くだけでなく、ピアノで弾き語りをしたくてたまらなくなりました。

しかし、楽譜が売っていない(当時は今よりポピュラーアーティストの楽譜が少なかったのです)ので、自分の耳で音をとるしかなかったのです。

テープの音を聞き、自分の耳でコピーしたものを弾いてみる

この曲を弾いてみたい!」という強い気持ちが、いつのまにか耳コピまでできるようになっていました。

 

3歳から18歳までピアノに無駄な時間がかかっているようにみえるでしょう。

しかし、私にとっては1分たりとも無駄な時間はありません

そのときにのめりこんでやってきたことが、全部、意味のあるものになっています。特別な練習をしなくても、今となっては音大に行った人と同じくらいのことができるようになっています

 

ピアノはなくても生きていけます。だから、プロにならないのなら時間もお金も無駄と言いたい人がいるのも分かります。

しかし、私は時間と労力とお金をピアノにかける価値がありました

ピアノは暮らしの一部となり、満ちあふれる幸せを運んできてくれる人生の相棒です。

 

 

大人ピアノは無理ではない

仕事をして忙しかったり、主婦で家事や子育てに追われていても関係ありません。毎日、ピアノを弾けない日があっても、弾きたい!という気持ちをもっているなら問題ではありません

 

好きな曲を弾きたいと思い続け、コツコツ毎日練習することは無理なことではありません。やりたい気持ちがあれば、他のことに使っていた時間がピアノに変わるだけですから。

 

ピアノは「指使い」「音符と楽譜の見方」「ペダルの踏み方」をマスターすれば、あとはひたすら練習するのみ!練習には時間とお金がかかります。

お金は楽器代、楽譜や理論書など教材代、レッスンに行くならレッスン代などです。

 

 

好きな楽譜を弾くことが無理のない大人ピアノ

ハノンやチェルニー、バイエルなど、いわゆる練習曲といわれている楽譜でも私は好きでした。だから、機械的に使うことはありませんでした。ただ、ハノンやチェルニー、バイエルなどは機械的な練習をしている人が多いです。それならば使っている意味がないです

無理をした機械的な練習は、大人ピアノでは長続きしません。

 

大人ピアノでは自分好みの曲がのっている楽譜を使うこと!

弾いているときに、あなたの感情が入り込めそうなものを使うといいでしょう。

音楽は音を楽しむこと。つまり音を楽しめるような曲を弾いて練習するのが一番。

 

 

大人ピアノ上級者が無理のないピアノ基礎練習をしたいとき

もし、あなたが上級者で芸術作品を使って練習するなら・・・

・音階の練習=モーツァルト

・和音を押さえる練習=ベートーヴェン

・指一本一本を動かす訓練=バッハ

・メロディやフレージング=ショパン

 

バッハの平均律は、プロでも大人でもバッハに思い入れがなければ理解して弾くということは非常に難しいことです。

 

洗練されたモーツァルトは聴くだけでも難解で、演奏するレベルで楽譜を理解するには無駄な時間がかかります。和声の勉強を1からしないと、モーツァルトは理解できたことになりません。

 

ショパンは、ショパンのような人生を狂わす燃えるような恋愛をあなたが体感していなければ、一生かかってもショパンを表現できないでしょう。

 

絶望した人生を送っていたベートーヴェンが、一筋の希望を見出す域に達することで表現できるピアノです。

 

こんなことを表現するのは、ピアノに一生を捧げているようなプロの演奏家ですら難しいことです。だから、音楽を始めると一生、勉強が必要になるのでしょう。

 

 

ピアノ再開組は芸術的な楽譜で基礎練習を!

ピアノ再開組や大人ピアノ初心者が、ハノンやチェルニー、バイエルなどの教材用のピアノの楽譜を使ってもよいですが、あくまで教材用として割り切って使ってください。

芸術ではありません。

それよりも好きな曲や、弾きたい!と思っている曲を、どんどん積極的に弾いたほうが楽しめます。いきなり技巧的な曲は厳しいので、少しずつレベルアップしながら進めていくとよいでしょう。

 

 

まとめ

今回は「大人ピアノなんて無理?無駄に時間とお金をかけてきた理由」について書きました。ピアノ歴40年の私の体験を多めに書きました。大人ピアノなんて無理と思わないで、無駄な時間とお金をかけて、長く大人ピアノを楽しみましょう!