大人ピアノが最速で上達するための効果的なスキル習得法

「大人ピアノを最速で上達したい!」という目標を効果的に達成をするためには、思考プロセスと実行管理手法が必要になります。

大人ピアノで成果を出そうと思ったときに、2つに大きく分かれます。

①楽譜を見たら、すぐに弾けるケース

②楽譜を見ても、すぐに弾けないケース

①のケースは、楽譜を見方や弾き方を知っていたら、楽譜通りに弾くことですぐにできるもの=ノウハウ(知ればそのままできるもの)

②のケースは、ピアノを弾いたことがない人だと、楽譜を見ただけでは、楽譜に書いている意味も分からず、すぐに弾けるようにならないもの=技術・スキル(知るからできるまで時間差があるもの・技術体得するためにトレーニングが必要なもの)

ところが、不思議なことにピアノ教室に何年、通っていても、結果がでない人がいます。

それはノウハウをいくら知っていても、技術が追い付いていないからです。

「ピアノを弾くのは、こういうふうに弾きましょう」と言われても、トレーニングしてないと習得できたことにはなりません。

というわけで今回は「大人ピアノが最速で上達するための効果的な習得法」について書いていきたいと思います。

スキルが身につくことを阻害する3つの原因

大人ピアノが最速で上達するための効果的なスキル習得法

1.知る⇒2.分かる⇒3.できる⇒4.教える

このサイクルをグルグル回すことで、スキルは高まっていきます。

しかし、多くの人がスキルが身につくことを阻害する3つの原因があります。

①成果が出ること

あまり努力しないで成果が出てしまった場合、そのあとスキルを高めることをしなくなるため、スキルが身に付くことを阻害する要因となります。今、成果を出せていても、より高いスキルを求めていける人はよいですが、成果を言い訳にしているとスキルは身に付きません。

②努力していること、ベストを尽くしていること、成長していること

今のスキルが完璧でなくても、より完璧な域に近づいているかが大事!

10点中2点できていることで満足するのではなく、あとの8点あげるために反省して、改善していくことが意味があります。努力していることや、ベストを尽くしていること、成長していることが基準になっていると、何の反省もおこらないことがスキルを身に付けることを阻害します。

③才能がないということ

才能がある人と比較して、これ以上、自分はスキルを身につけても仕方がないと思ってしまうことが、スキルを身に付けることを阻害します。

技術を身に付けるときの基準

①最低限、プロの人と同じレベルまでできるようにする

ピアノのプロになるつもりはなくても、プロの人と同じ基準を取り入れる練習をすることで、日々の練習をするときの意識が変わってきます。

そういう意識をもって練習する人は、習うべき先生はどんな人がいいか・・・という選び方も違います。

日々のピアノ練習に、プロと同じ基準を取り入れるだけで、上達スピードは全然、変わってきます。

②正しく分かり、正しい知識を取り入れる

ピアノを習うときは、誰から学ぶかということが大事!

プロになりたいなら、プロから学ぶことが必須。

プロになりたくなくても、ピアノを弾くということを正しく分かり、正しい知識を取り入れるためにはプロから学ぶ必要があります。

「知る」と「分かる」は同時並行しているけれども、素人とプロはモノの見方がズレています。もちろん、プロの中にもピアニストの場合、ピンからキリまでいるので、その中でもモノの見方のズレはあります。

だからこそ、誰から習うかが大事なのです。

ただ、素人が偏った知識で伸ばそうとしても、間違った伸び方をするだけです。

効果的なピアノ知識の学び方

ピアノを技術を学ぶために知識を取り入れるときに、学ぶ形式の得意パターンとして大きく3つに分けられます。

1.理論で教えてもらうのが得意な人

2.感覚で体得して習得するのが得意な人

3.やって見せてもらうのが得意な人

ここで大事なのは、知識を取り入れることなので、自分がどの知識の取り入れ方が得意かを知っておくことです。

どんな分野でも知識は無限にあります。

だから、大枠のところから学んでいくのが一般的です。

大枠を理解すると、「人は関連付けられるときに覚えられる」という性質をもっているので、理解力のスピードが上がってきます。

しかし、ここで間違ってはいけないことは、先生の言っていることを正確に理解するということです!

先生に教えてもらっていることと、自分が理解していることが、本当に一緒なのかを疑いながら、先生の話を聞くことが大切です。

ピアノをどこかで習ったことがあっても、新しい先生に習ったのなら、知ったつもりにならないこと。

むしろ、全く知らないつもりで聞くこと

自分が理解しやすいところだけを理解するということは、絶対にしないでください。

そういう癖のある人は、先生が言っている知識を正確に取り入れることができません。

先生が言っていることを、そのままオウムのように正確に言葉で言えることがベスト!

技術分野についてはニュアンスで話したり、ざっくりと話すことはせず、正しい知識を正しく話せることが必須になります。

多くの人は「できる」ということに焦点を置きすぎるがゆえに、「分かる」とは何かが分かっていないようです。知ったことで分かるようにするには、プロの知覚と、自分の知覚を一致させる域までもっていくことです。

例えば・・・

ハノンのスケール練習をするとき、黒鍵を弾くときは肘ごと手首が上に上がり、白鍵を弾くときは下がる。上っていくときは、ひじは外側を向き、下がるときは内側を向く。体はひじから指までがまっすぐ鍵盤と平行移動していく。

こんなふうに先生が、スケール練習をするときに見る見方と、全く同じ見方で、スケール練習をしているときに自分も見れるかどうかということがポイントになります。

プロの先生と同じ観点でモノごとを見れるようになると、今、自分は何が足りなくて、何を改善すればいいのかが分かってきます。

10点満点で、今の自分は何点かなど、細かくモノごとを見れるようになります。

ピアノが上達するために大事なことから学ぶことが上達への第一歩だけれど、残念ながら、大事なことは自分では分かりません。

技術を習得するために、先生の話を全部正しく理解する段階では、「好き嫌い」や「合う合わない」「いるいらない」など、自分の主観は必要ありません。

ピアノが上達するために大事なことは、その分野の一流の人しか知らないことだから、その人から学ぶしかありません。

間違ったピアノ知覚を改善していくコツ

いい先生が見つかり、先生のレッスンを受けるときに、先生が言われていたことや弾いて見せてもらったものを、次のレッスンのときにできていないことってありますよね?

そんなときは、根本的に何が違っているのかを先生に聞きましょう。

「自分は何が分かっていないから、できていないのかを聞くこと」

知覚を確認するためには、自分で考えて答え合わせするは大事です。それが日々のピアノ練習です。

自分で考えずに答えを見るクセばかりをつけていても、考えて練習する力はつきません。

先生にレッスンのときにフィードバックしてもらったことを考えながら練習して、次のレッスンで確認してもらうことが大事です。

プロと同じレベルで高い技術をとりいれたいとき、見た目のマネばかりしていると癖はうつるけど、偏ったものしか得られません。

正しい観点をもったうえでマネすることはいいです。

しかし、正しい観点は一流のプロから教えてもらうしかありません。

素人が自分で見つけても、抜けていることがあるからです。

正しい観点は正しい技術を持つ人に教えてもらいましょう。その方が正しい判断ができて、再現性が高いです。

技術は正しく積み上げていくしかないです。高い技術を高めるためには、やることだけに集中すること。そのとき、成果のことは考えないこと!

技術に対しては、弱い部分をほうっておくということはありません。専門分野については、弱点を持っていては話になりません。

だから、高い技術を学ぶことと、成果をつくることとは別と考える必要があります。

先生からのフィードバックをもらったとき、頭では理解できていても、できていなときってありませんか?

それは、「分かること」と「できること」に時間差があるからです。

また、先生から指摘されたことが、自分が今まで考えたこともなかったような観点だと思ったら、自分がまだ知らなかった観点と判断して、自分のモノにしていきましょう。

まとめ

高い技術をとりいれるには、先生から言われたやるべきメニューをやることが上達への第一歩です。先生に「これだけはやっといてね~」と言われたことは最低限やること!何も考えないで練習するのではなく、分かったことでできるようにしていくことに意味があります。やってみてくださいね!