家事・仕事・子育てがすっごく楽しみになる

毎日の暮らしが”遊び”のように楽しみになるヒント~ライフシフトしたい40代女性へ~

 
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大学在学中に婚約。家事と子育てを優先してきたのに、 やりたい仕事をやり、会いたい人にあってきた。 そんな成功をつかんだ暮らし方と働き方を発信しています。
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暮らしが心地よく軽やかに過ごせたら、楽しみな毎日になるのになぁ。でも、家事や、子育て、仕事に振り回されて、ぐったり。時間はあっという間に過ぎるのに、なんか充実感がない。

そんな疲れた生活をしている女性たちと、おはなしをしてきました。延べ3200人以上。息苦しさやモヤモヤした気持ちを上手に扱うと、もっとラクになる。そんなヒントをお伝えします。

 

第1章  頑張りすぎる暮らしをやめてみる40代・50代

「自分」の息苦しさについて、ひも解いてみる

毎日の暮らしに「何となく」息苦しさを感じるのは、なぜでしょう?

スッキリしたいなら、何に対してモヤモヤを感じているのかを整理します。家事や子育てのタスクを「嫌いなこと・苦手なこと・できないこと」という視点で、書き出してみる。自分のマイナスの感情を知ることで、「モヤモヤ」の正体を受け止めることができます。

つまり、自分が息苦しく感じていることが明確化されていくための第一歩です。

 

本物の暮らしとは、あなたが心から楽しめるもの

毎日の暮らしは、紛れもなくあなたのもの。そこに、ご家族や友人、知人、仕事で関わる人などが交錯します。そのため、すべて思い通りにならないこともありますよね。

でも、子育てや家事の「こうしたい」「こうするべき」は、自己決定していくこと。正解があるわけもでもないし、誰かに揶揄や、批判をされるべきものでもありません。型にはめて苦しむものではなく、心地よく楽しめるものです。

 

家事の「〜すべき」を軽やかにするには

家事は誰かがやらないと、心地よく楽しく暮らせません。でも、今やっている家事は「毎日やらなくてはいけないこと」なのか…疑ってみてください。やらなくてもいいことが、意外とたくさんあります。

さらに考えてほしいこと。あなたが必ずやるべきことなのでしょうか。家族のだれかがやってもいいかもしれません。プロにおまかせして外注してもよいのです。

自分がマイナスの感情をいだいてまでやっているのなら、誰かに委ねることを視野に入れてみる。そんな新しい挑戦が、もっと家事が楽しみになることにつながるのです。

 

家事や子育てを学んで、長く楽しむものにする

家事や子育ては見よう見まねで、深く考えずに日々こなしている。誰かに手とり足とり教えてもらった体験がないと思います。何が正解か分からないからこそ、ストレスに感じていても言い出せない人も多いのです。

「え、家事を学ぶなんて!」と思うかもしれません。でも、家事には複数のルールやパターンがあります。自分に適した方法やスキルを習得できていないと、「嫌だな」「苦手だな」と思う気持ちでやり続けることになります。この悪循環を好転させたいなら、家事を学んだほうがラクな人生になるのです。

行きあたりばったりにやっていた家事や子育てに、様々な方法があることを知る。すると、「これいいなぁ」「これだとラク」「心地よい」というパターンが見つかります。
ここまでたどり着くと、今日から”遊び”のように心地よく楽しみな暮らしにグッと近づくのです。

さあ、あなたも「嫌いなこと・苦手なこと・できないこと」を知って、自分に合った暮らし方を探しましょう。

 

第2章  頑張りすぎ診断でチェック! “遊び”感覚で気楽に暮らす

「暮らし遊び」ってなあに?

誰でも家事・子育て・仕事が心地よく軽やかにできるといいなぁと願い、私が「暮らし遊び」と名付けました。

家事のもつ力は、すごいんです。あなたにも楽しんでほしい。家事が楽しめるようになると、仕事だって子育てだって、うまく回りだすんです。そのヒントは、子ども時代の”遊び”にありました。”遊び“の概念は奥深い。

子どもは遊びに夢中になると、何度も同じ動作を繰り返します。これによって、楽しみや工夫が生まれてくるのです。子どもの遊びのような感覚を暮らしに取り入れたら、みんなもっと救われるのではないかと。今できないことでも、子どものように夢中になって繰り返し行動しているうちに、自分の「あ、わかった! 心地よい!」というのが見つけられる。そうすると、軽やかで心地よくなり、毎日が楽しみになってくるんです。

楽しみながら習慣化したことは、「やらなきゃ」という苦しさがありません。いつの間にか継続している家事が増えれば増えるほど、日々を過ごすのがラクになっていくのです。

 

嫌いなことは得意な人に頼るのも実力

嫌いな家事はありますか?

ひとは嫌いなことが必ずあるものです。嫌だなぁと感じて、顔をしかめることは悪いことではありません。

心地よく軽やかに暮らすためには「嫌いなことは、ひとりで頑張りすぎない」ことが大切。

イヤイヤやっているのは時間のムダ。得意な人に頼るのも実力です。得意な人が楽しそうにやっている時間を共有してみてください。それを見て、「私もやってみたい」と思ったら、手伝わせてもらうといいでしょう。こんなことがきっかけで、新しいやり方を発見できるのです。

暮らしの楽しみが「あ!分かった!」となる瞬間。こういうときを積み重ねて、家事で遊んでほしいなぁと思います。

 

ところが、暮らしを支えるテーマは複数あるので複雑です。そこで、暮らし遊び村では4つのテーマに分けています。

  1. 食を楽しむ(料理)
  2. 住まいを整える(掃除片づけ)
  3. 自分らしさを着る(ファッション)
  4. 子育て自分育て(子育て・仕事)

この4つのテーマごとの悩み解決方法を、頑張りすぎ診断の結果に基づいて書きました。まずは、あなたの頑張りタイプを調べてみましょう。

タイプチェックは簡単。下の画像をクリックして、8つの質問に答えていくだけ。あなたは、どのタイプになりましたか?

 

 

第3章  タイプ別にお悩み解決!心豊かに楽しくする暮らし方

1.頑張りすぎる「パワータイプ」さん

最近、ゆっくりボッーとする時間を過ごしましたか?

毎日、パワフルにフル活動できるパワータイプさん。ご飯を食べることを忘れたり、睡眠時間を削ったりしても平気。健康を害していても気づかないくらい、やりたいことを優先してしまいがち。いつもストイックでは心身ともに張りつめて、心と体が悲鳴をあげてしまうので、ゆっくりボッーとする時間も大切に。

なにごとも「やりたい」「やるべき」が優先ゆえに、「家族よりも仕事」「プロセスよりも結果」と先を急ぐような行動になりがち。それゆえ、周囲の話や意見を聞かずに行動、周りを傷つけていることにも気がつかなくて損していることも。

「すべてを自分で!」とひとりで抱え込んでしまいがち。自分をゆるめるためにも、いろんな人の力も借りてみましょう。作業や思考に没頭しやすく、周りが見えなくなる傾向があるため、集中する時間や場所を区切る工夫もおすすめです。

 

①食を楽しむには⇒朝からメニューを考えなくてもいいご飯づくり

やりたいことに没頭しがちなパワータイプさん。毎日の食事づくりですら、こだわりをもちすぎて疲れやすい。

例えば、仕事がある日の夕食メニュー。お気に入りのおきまりメニューにしておく工夫がおすすめ。毎日おなじようなものでも気にしないこと。だって、心と体にはいいんだもん。こんなラクな食事づくりなら楽しめそう。

 

②住まいを整えるには⇒1日15分の片づけ

時間を区切るのが苦手なパワータイプさん。終わりが見えにくいから、掃除や片づけは後回し。

「1日15分だけ」は掃除や片づけをすると決めて、時間を確保する方法はおすすめです。掃除や片づけをルーティン化するために、家の中を1周できる計画表をつくるとよいでしょう。

掃除片づけ計画表に使ってみてね

1日に片づける場所は、1カ所だけ。翌日は別の場所に移動する。こんなふうに計画どおりに動けば、掃除も片づけも1日15分だけど、気がつけばいえじゅうキレイになっています。

 

➂自分らしさを着るには⇒1点こだわり主義のファッション

服に興味がない人は、服を買いに行く楽しみすらありません。どこに行って、なにを買おうかと考えるだけで疲れます。そんなときは、なにかひとつマイルールを決めましょう。

例えば、黒が好きならば、黒い服だけを探しに行く。質やデザインなど、自分好みの黒い服が手に入るおみせを決めておくだけでも、より楽しい買い物ができるように。1点こだわり主義のファッションを楽しめるようになると、次は靴…など気楽な気分で、自分らしいアイテムが増えていきます。

 

④子育て・自分育てするには⇒時間を区切って 無理に1日で終わらせようとしない

ついつい自分のことを優先させるパワータイプさん。タスクは時間を区切って終わらせるように意識してみましょう。目の前にやり残しがあると、もどかしく、やりきりたくなるかも。そんなときでも、手を止めてみてください。「今日できなかったことは明日でいい」と言い聞かせて、終わりを決める勇気も必要です。

 

2.考えすぎる「思考タイプ」さん

考えすぎる思考タイプさんは、情報を収集し、分析することが得意です。じっくり分析するために、事前の準備をする時間を大切にしています。

一方、正確性や内容の正しさを重視するために、失敗や間違いをきらう傾向があります。結果や答えを求めすぎて、考えすぎるゆえに行動にうつせない弱みもあります。また、言葉で自分の気持ちを表現することが苦手な傾向も。

行動することによって得られた発見や気づきの感動を、言葉で素直に伝えてみましょう。心身の緊張がほどけるかもしれません。チャレンジして、疲れを感じたことを、あなたのやらないことリストにいれていくとよいでしょう。

 

①食を楽しむには⇒食べたいものを食べるご飯づくり

食事づくりで大切にしたいことは「健康?」「ダイエット?」「夫や子どもの好み?」。考え始めると、さまざまなことが浮かんでしまう。その結果、「本当に自分が食べたいもの」が後回しになりがち。まずは、自分が食べたいと思う、ご飯をつくり始めましょう。

 

②住まいを整えるには⇒今の自分を見つめる片づけ

世の中にあふれる、ありとあらゆる掃除片づけの方法。いったいどれがいいのかなぁ…と思っていると、いつも家の中が散らかった状態に。

「朝8時」など時間を決める。そして、いちばん家のなかで、あなたが大好きな場所の片づけから始めてみましょう。”今を生きる”自分にとって不要なものを、家のなかから取りのぞくつもりで作業するとよいです。

➂自分らしさを着るには⇒自分で選ばなくてもいいファッション

スタイリストさんの同行ショッピングや、レンタルクローゼットなどの活用がおすすめです。プロがあなたに似合うものを選んでくれるサービスを利用すると、考えすぎる時間とエネルギーを小さくできます。最初はプロの力を借りることで、次回からは自分で感覚的に選択できるタイプです。

 

④子育て・自分育てするには⇒人に聞きながら行動を決める

子育てや仕事の最適化を求め、自分で解決して行動しがちな思考タイプさん。それゆえに、自分の「得意なこと」や「知っていること」に傾倒しがちな面もあります。たまには経験したことがないことに挑戦してみましょう。「どうしたらいい?」と周りの人に聞きながら、自分の行動を決めていくことが、これまでに味わったことのないラクな生き方と出会うことにつながります。

 

3.べき論傾向がある「正論タイプ」さん

ひとの期待にこたえようと一生懸命。「いい人」になってしまいがち。誰かに頼まれたり、お願いをされると断れず、無理する一面もあります。職場の人や家族の機嫌・顔色をうかがって、自分の言動を決めるので、自分の気持ちを押し殺してしまいます。

まずは、自分の気持ちを優先するところから始めましょう。

そのうえで、やりたくないことや苦手なこと・できないことに対して、周囲に「NO」という勇気を持つことが大切です。1日の時間は、ひとに合わせるためのものではなく、自分主体の時間を確保してもよいものという感覚が身につくといいですよね。

 

①食を楽しむには⇒決めつけないご飯づくり

ご飯づくりもマイルールにこだわりがありすぎて、新しいメニューに挑戦することを忘れがち。たまには、新しいレシピを試してみたり、やったことのない調理方法でつくってみたり。パッーと外食して、少しテンションをあげて、新たな感性でご飯をつくってみませんか?

 

②住まいを整える⇒「まぁ、いいか」と思える片づけ

答えは「0か100か」。やる気になったら完璧に片づける。でも、一生懸命すぎて、途中で疲れがピークになり中断。なかなか行動が持続しません。「完璧にできなくても、60点くらいの片づけで心地よい」とゆるやかな結果で満足しましょう。

 

➂自分らしさを着る⇒コンプレックスを自信に変えるファッション

自分の体のコンプレックスに目が行きやすい。

例えば、「腕が太い」「お腹が出ている」などのコンプレックス。これがあったとしても、コンプレックスをチャームポイントに変えてくれるような洋服を選ぶだけで、自己肯定感が上がり、自信につながります。

 

④子育て・自分育てするには⇒仲間の意見に耳を傾けて行動する

自分の考えが一番正しいと思ってしまうところがあるので、周囲のアドバイスに耳を傾けてみましょう。アドバイスのひとつを実行してみたら、目の前の視界が明るくなり、自己実現につながります。

 

4. ネガティブ思考をもつ「心配タイプ」さん

気がつけば「これでよかったのかな」「自信がない」と考えている。

自分の価値を周りの人からの評価や、学歴や仕事実績など数値基準で判断している傾向があります。この枠からはみ出ていると感じた時に、不安感が強くなり、ネガティブ思考になりやすいよう。他者からの意見や反応が自身の栄養でもあるため、他者からこまめな働きかけがないと、一気にやる気を失ってしまいます。

オリジナルの考え方を大切にするため、周囲に理解されないことも。言動の自由度が低いと、本領発揮をすることができない場面もあります。世の中の相場観と、自分の考え方を照らし合わせて、自分の現在地を把握しましょう。

自分が今、相場以上にできていることと、相場以下にできていないことを明確に知ることができると、もっと生き方がラクなるかもしれません。

また、人の意見や、誰かの立ち振る舞いや行動に影響を受けてしまいがち。SNSが発達している現代は、驚くほど様々な情報にあふれています。日々溢れるように入ってくる情報が、必ずしも正しいわけではありません。
自分にとって必要な情報で、有益な意見なのかを見極めるようにしましょう。大量の情報や意見に翻弄されそうになったら、SNSやニュース、メディアと距離を置いてみることも大切です。

 

①食を楽しむとは⇒できていることに自信を持つご飯づくり

他者から見れば、とてもクオリティの高いご飯づくりができています。しかし、心配性ゆえにクオリティの高いものを作っている、という自覚のないことが多いよう。心配ご無用。「私はできている」と自分を褒めるところから始めましょう。もっと自信をもって大丈夫です。

 

②住まいを整えるとは⇒完璧を目指さない片づけ

完璧を目指した片づけをしたい。その理想が大きすぎて、掃除や片づけのモチベーションがあがりません。スモールステップを心がけましょう。

「今日使ったものは、全部もとの場所に戻すことができた」「ゴミをゴミ箱に捨てられた」など、ほんの些細なことでいいのです。この積み重ねで、キレイな暮らしを維持できていることに気づきましょう。完璧主義は疲れの原因となるだけです。

 

➂自分らしさを着る⇒これでいいんだと思えるファッション

ファッションが好き。オシャレでこだわりもある。でも、なんせ自信がないために「本当にこれでいいのかな」と迷走することばかり。「私の選んだものなら大丈夫」「これでいいんだ」と思えると、「私ってわりといいかも」と自信につながります。

 

④子育て・自分育てするには⇒体調に気を付けて暮らす

気になることが多く、なんでも不安になりがち。そうなると、寝る直前までスマートフォンなどのデジタルデバイズに頼りっぱなしです。さらに、レジャーや夜遊びにも傾倒しがち。度を越えると、疲れが蓄積してしまうことも。暮らしに影響を及ぼさないためにも、体調の変化を見逃さないようにしましょう。毎日のサイクルが整うと、仕事でよい結果が出たり、子育てにも余裕がでると思います。

 

まとめ~人生100年時代を見据えた暮らし方~

人生100年時代。長くなった人生を、どのように暮らすかは人それぞれです。しかし、長寿化という社会変化の中で、あなた自身が変わらなければならない部分もあります。

これから続く自分の人生は、祖父母や親の世代の価値観に縛られることなく、自分で運営していかなければなりません。暮らしを自分の手に取り戻し、普通の暮らしを築き直すとき、生き延びていく力を与えてくれるのは「自りつして生きる力」と、「家事をする力」です。

自りつとは、「自分の力で、自分の人生を、よりよく生きていこうとしていること」と私は捉えています。自りつして生きるには、自分のために家事をする力が必要となってきます。家事は、「今ここに生きている自分」をしっかり受け止める作業なのです。

例えば、食べる気力もないくらい悲しい時、お腹がすいたまま寝るのではなく、お米を研いでほかほかのごはんを食べようとしてください。そのごはんの温かさが、きっとあなたの心を温めてくれます。明日、歩き出す気力を生み出してくれます。

例えば、仕事が辛い時、部屋に閉じこもりスマホ漬けになりがちではないですか。「どうせ自分なんて」と投げやりになって、ゴミやホコリにまみれないでほしいのです。目の前に散乱しているゴミを片づけ、雑巾でホコリを拭いて、部屋に掃除機をかけてみてください。掃除や片づけが、心を落ち着かせてくれるはずです。

こんなふうに「自りつして生きる力」と「家事をする力」を得た、あなたは最強です。この先どんな時代になっても、心地よく楽しい暮らしを運営できることでしょう。どうせやるなら子育ても家事も仕事も楽しみながら暮らせる人を増やすことが、私の願いです。

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